Annual Report 2019 Overview

所長メッセージ

JAIMS変革スタートの年

こんにちは。2019年5月に富士通JAIMSの所長に就任いたしました、川島です。
どうぞ宜しくお願い致します。

2019年は、13の国と地域から33名の方がGLIKプログラムに参加され、貧困や衛生状態などから生じる人の生き死に関わる問題から教育、障がい、高齢化などの人・社会とのつながりに着目して解決を図るものなど、一人一人にとっての社会課題を解決し、より善い未来を実現するための一歩を踏み出しました。

参加者の皆さんとの対話を通じて彼らの強い想いに触れ、思考やリーダーとしての変化を間近に感じることで、もっと一緒にできることがないかを考え、私たちの活動の変革を開始する後押しにもなりました。

これからも課題解決に向けて行動を起こす人達に寄り添い、より善い未来の実現を目指して参りますので、皆様にも様々な形で私たちの活動にご参画・ご支援いただけると幸いです。

一般財団法人富士通JAIMS
業務執行理事兼所長

川島 英彦

JAIMSのビジョン再定義

社会により大きなインパクトを与えられる存在となることを目標に、
プログラムとコミュニティという2つの柱とすることを定める。

私たち富士通JAIMSは、1972年の設立以来、アジアそして世界をリードするグローバルリーダー・イノベーションリーダーの育成を目標に掲げて活動してきました。

時代が変化する中で、私たちが大切にしているものを継承しながら、時代に沿ったビジョンを改めて定義しました。多くの社会課題があふれる現代において、JAIMSは社会課題解決を牽引するリーダー育成プログラムと、そのリーダーたちが社会課題解決を実行するうえで、リーダー同士がお互いに助け合い、つながることのできるコミュニティを強化することを決めました。

プログラムとコミュニティの2つの柱によって、富士通JAIMS及びその卒業生達が目指す「より善い未来づくり」を達成するプロジェクトが生まれていくことを後押ししていきます。


GLIKプログラムの見直し

新たなプログラムディレクターの就任

立教大学 経営学部 国際経営学科で教鞭を執っている、デイヴィス スコット(DAVIS, Scott T.)教授を新たにGLIKプログラムディレクターとして招聘。

現場の立場でカリキュラムを可視化

参加者にとって分かりやすく、学びの流れ、講義の位置づけ、学びの定着を図る工夫として、カリキュラム全体を可視化。

様々な「場」での議論・意見のぶつけ合いをプログラムのメインとして位置づける

プロジェクト、講師、参加者とのセッションなど、地域を移動しながら学ぶプログラムのグランドデザインを再確認し、様々な「場」で、摩擦を恐れずに人とコミュニケーションすることの意義を感じられるよう再整理。

JAIMS卒業生および富士通社員などが参加しやすい役割を設定

メンターやディスカッションパートナーなどの協力者としての役割を設け、参加者同士以外にもシナジーが生まれやすい仕組みを導入。

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コミュニティづくりとその強化

「同窓会」強化

卒業生同志がお互いの活動をサポートし合える人的ネットワークを強化するため、卒業年度の垣根を越えた定期的な同窓会イベントによる卒業生の再集結。
継続的につながれるために卒業生にヒアリングを実施してより求められる「卒業生が主体となる同窓会」の仕組みつくりと、SNS環境の整備。

「同窓会」を越えたつながりの強化

卒業生だけでなく幅広くより善い未来をつくる仲間が集えるコミュニティとするため、社会課題をテーマに有識者・JAIMSプログラム卒業生・JAIMSのコラボレーションイベントを開催。
さらなる強化として、プログラムを基軸にしたJAIMSの活動への参画者を増やし、コラボレーションする場の創出を計画。

プログラム卒業生の活動支援

今年度はGLIKプログラム卒業生を中心に実施。
卒業生が社会課題解決の活動を継続的に実施するための発信の場として、富士通JAIMS公式Webサイト内に卒業生個々の個人ページを開設して情報発信する場を創出。

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